ガラスサッシが傷で曇ってみえる

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窓ガラスにキズが入るとそこを起点にして割れてしまう危険性が高くなります。ですからどんなに小さな範囲であったとしても、ガラスのキズは放置せずに交換してしまったほうが良いでしょう。

さて窓枠にガラスを固定しているサッシについても、キズが入ることがあります。特にサッシがアルミ製品の場合、ちょうど鏡が曇ったような感じになる場合がありますが、そのときはサッシに細かなキズが入っている場合が多いといえるでしょう。この場合はすぐに交換の必要はありませんが、やはり見た目があまりよくありません。掃除のときにどんなに磨いても輝きは戻ってきませんから、なにかの折に交換してしまっても良いかもしれません。
そして微細なキズによって曇ってしまうのは、なにもガラスサッシだけではありません。窓ガラスそのものだって、ヒビにはならない小さなキズが無数につくことによって、段階的に曇って来てしまうものなのです。

ヒビと同じで細かいキズが原因で曇ったガラスは、交換するより仕方がないのでしょうか。どんな状況かによるのですが、ガラスは研磨によって細かなキズを目立たなくさせることが可能なのです。
家庭にある研磨剤、コンパウンドでもっともなじみ深いものは歯磨き粉でしょう。そして実際、曇ってきたガラスを歯磨き粉で磨くとまた綺麗になるという話は、意外なほどよく聞くものなのです。ちなみにこれは、金属に対しても言えることです。さらにガラス製の食器、たとえばグラスなどの足の部分がチップしてしまった場合、紙やすりをつかって修復させることができます。もちろん欠けた分だけ形は変わりますが、物によってはそれがかえって味わい深かったりするのです。
しかし窓ガラスの曇りを研磨によって修復するのは、わたしたち一般人にはそうそう簡単なことではありませんし、それ専用の道具もありません。業者さんに頼むよりもガラスを交換してしまったほうが安くつくというのが現実です。