業者に聞いた割れにくいガラスランキング

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割れないガラスを発明したら大金持ちになれるでしょうか。それともガラスが割れないとそれ以上ガラス製品が売れなくなってしまうから、結局は商売にならないということでしょうか。
このテの話はいろいろなところ、いろいろな製品について語られることですが、今日現在、決して割れないガラスをいうのは、少なくと一般消費者の間には流通していません。しかし、ガラスが割れれば周囲にいる人は怪我をするリスクにさらされることになります。また、ガラスが割れたままになっているといろいろと不都合が生じますので、どうしても修理しなければなりません。自分でガラスの交換修理が出来る人は別として、大抵の一般的な人々にとって、ガラスの交換費用は決して安いものではないでしょう
そうして考えてみると、ガラスは割れないに越したことはないという結論になります。修理費用の面でも、怪我のリスクを考えても、窓ガラスが割れて良いことはひとつもないからです。

それでは割れにくいガラスの種類というのは実際のところどうなのでしょう。世の中には、内部に網目のワイヤーが入った防火ガラスが割れにくいと誤解している人がたくさんいるようですが、実際のところ網入りガラスは温度変化などで簡単にヒビが入ってしまうガラスであり、どちらかというと割れやすいガラスといえます。

窓ガラスが二枚合わせになっている窓ガラスはペアガラスと呼ばれます。しかしこのガラスも、基本的には普通のガラスが二重構造になっているわけですから、強度の上では何ら違いがありません。
おそらく強度という点で特化しているのは強化ガラスと呼ばれるものでしょう。窓ガラスに内側へ縮もうとする力と、外へ広がろうとする力を加えることで、より強固なガラスになっています。一般的な3mmのフロート板ガラスと比較した場合、通常の強化ガラスでも4倍の強度、さらに耐熱強化ガラスにいたっては6倍以上の強度があると言われています。