諸外国では多くの家屋に使用されている二重窓。日本においても、この二重窓はかなり高い評価をされるようになり、新築されたりリフォームをされたりする住宅に多く取り入れられるようになってきました。さて、この二重窓ですが、なぜそれだけ多く取り入れられるようになってきたのかというと、なんといっても室内の温度変化が少なくなり、快適でエコな生活を送ることができるからです。しかし、二重窓によってそれらの恩恵が受けられるとしても、素人の知識だけではどれだけの温度変化が無くなるのかが理解できないのではないでしょうか。そのため、二重窓に変更した後の窓際の温度変化を比較いたします!
二重窓の大きな特徴として挙げられるのが先ほども述べたように、室内の温度変化を少なくするということですが、特に室内の熱を逃さないという点において特化している部分があります。そのため、この温度変化の比較は冬の寒い時期にどれだけ熱を逃さないかというデータを集め、そのデータを基に黔賞をしました。
それでは二重窓に変更した後の温度変化はどれだけ違っていたのか、その結果はというと、約0.8度の温度の違いがありました。つまり普通の窓であれば17度という西日本であれば低い室温のところ、二重窓にした家屋では室温が17.8度とかなり高い保温効果を持っていたことが分かったのです。しかし、たかが0.8度しか違わないではないかという意見もあるかもしれませんので、その点についてご説明しますと、この比較実験は全く空調設備を使用しない状態でデータを収集したことが理由として挙げられます。ですので、この条件下で暖房などの空調設備を使用すれば、さらに高い室内の保温効果をもたらすことができると考えられるでしょう。
窓を二重にするだけでそれだけ室温を保つことができるのか?と疑問に思われていた方も、明らかに差が出ているこのデータを見ればその効果を理解できると思います。